ORIGINAL COCKTAILS at HOME
No.4
RECIPE
- PINNACLE VODKA15ml
- コーヒー45ml
- 砂糖10ml
- 生クリーム15ml
- コーヒービーンズ
発祥はベルギーからと言われていますが、「ホワイトルシアン」は、「厳冬のロシア」をイメージして作られたといわれるウォッカベースのコーヒーカクテル。
コーエン兄弟監督映画『ビッグ・リボウスキ』でジェフ・ブリッジス扮する主人公のデュードがこよなく愛したカクテルでもあります。
フロートしたクリームが美しい。意外と近くにあるものでアレンジできるんです。
BASE SPIRITS
PINNACLE VODKA
「山の頂上」を意味する“Pinnacle”には、高品質のフレンチウオツカとして人々に愛されるブランドでありたいという想いが込められています。
「ピナクル ウオツカ」の特長は、クリーンな味わいと、小麦由来のやさしい甘み、柔らかい口あたりです。クセがなくアレンジしやすいため、自宅でも、お店でも、気分に合わせて、アイデア次第で無限の楽しみ方ができます。
TIPSバーテンダーの知恵
PINNACLE VODKAを使いたい理由
ウォッカはもともと穀物から作られるクセのないスピリッツ。その中でもピナクルウォッカは大麦ではなく小麦を原料に。
原料から来るほのかな甘さとクリーンさで、どんなカクテルのベースとしてもスッと馴染んでくれるおすすめのスピリッツです。
グラスを氷でしっかり冷やして準備を
- 氷をグラスに入れる。
- バースプーンでステアする。
この時、次に入れる液体のストレスにならないよう、グラスを冷やし氷の温度に近づけてあげるイメージ。
また、氷の溶けやすい角の部分を先に溶かしておくことで、のちの工程での加水を抑えることができる。 - グラスを冷やすときに溶けた氷の水を、しっかりとグラスから切ってあげる。
慣れてきたらバースプーンで氷を抑えながらで良いが、難しい場合はトング等で抑えたほうがベター。
材料をロックグラスに入れてステア
- 生クリーム以外の材料をロックグラスに注ぐ。注ぐ順番も大切で、比重の軽い順番でいれると好ましい。
ウォッカ→コーヒー→シロップの順番で注ぐことにより、
比重の重いものが後から下に沈み込もうとして、自然に対流が起きるので、混ざりやすくなる。基本的には糖分を多く含んで甘いものほど比重は重いイメージ。 - ステアして、材料を混ぜる。
今回、比重の重いシンプルシロップが入っているので、しっかり混ぜないと、一体感が生まれない。ステアが遅すぎても対流が弱く、混ざりきらないので、一定のスピードはキープ。
止めるタイミングは、液体が冷えたらというより、しっかり液体が混ざり合ったらがベター。
クリームをしっかりと泡だてる
- 生クリームをシェイカーの中に注ぐ。
- しっかりとシェイカーを締め、シェイクして生クリームをたてる。
シェイカーはパーツが3つあり、一番上を『トップ』、真ん中を『ストレーナー』、下を『ボディ』と呼ぶ。シェイカーを閉める際は必ずストレーナー→トップの順番で。そうしないと、うまく中の空気が抜けずにシェイク中にパーツが外れる可能性がある。
シェイクする際は手首を柔らかく。シェイクをしながら、中の状態を意識すると、クリームが硬くなっていくのが分かる。
液体の「パシャパシャ」という感覚が無くなったらシェイクをと止める。
もし小さなミルクフォーマーがある場合は、そレでも簡単に生クリームを立てることができるので、おすすめ。
生クリームをフロートさせる
- 立てたクリームを、バースプーンを使ってゆっくりとフロートする。
この時、もし綺麗にフロートできず、滲んでしまう場合、その原因は液体をバースプーンに添わせて優しく注げていないか、
前工程でのシェイクが不十分で、生クリームがまだフロートするまでたてられていないかのどちらかだと考えられる。
生クリームが柔らかすぎると、先に注いで混ぜてある液体と状態が近いので混ざりやすく、すぐに滲んでしまう。
逆にたてすぎると、完成したカクテルを口に含む際、液体とクリーム部で硬さが違いすぎて、違和感になる。
フロートできるギリギリの硬さで仕上げるのが理想。
コーヒーの粉で仕上げ
- フロートした生クリームの上に、挽いたコーヒーの粉を散らす。
グラスに口が近づいた際に、ほんのりとコーヒーが香るので、嗅覚でも楽しめるカクテルになる。
もし、そこまでコーヒー感が入らない場合は、コーヒーの粉ではなく、豆にすると、香りはそこまで出ないので、好みでアレンジ可能。