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No.2

RECIPE

  • SIPSMITH GIN30ml
  • みりん15ml
  • 白ワインビネガー15ml
  • SODA50ml
  • 紫蘇3枚
  • 紫蘇(ガーニッシュ用)1枚

昔から、カクテルにハーブは良く使われていました。
自国のハーブである紫蘇に調味料を合わせ、日本ならではのカクテルに。複雑ながらもさっぱりと、オールタイム楽しめます。

BASE SPIRITS

SIPSMITH

シップスミスは、世界に広がるクラフトジンブームのパイオニアです。
約200年ぶりに認可されたシップスミスの蒸溜所は、再びロンドンをジンカルチャーの発信地として注目を集めました。ジンの本場ロンドンでジンカルチャーが花開いた18-19世紀頃の伝統的な製法とレシピにこだわり、力強い正統派のドライジンに仕上げられています。
華やかで複雑なアロマが、ジントニックやマティーニなどのカクテルに絶妙のハーモニーを生み出します。

TIPSバーテンダーの知恵

SIP SMITHを使いたい理由

昔ながらの伝統を大切にしているジン、シップスミス。奇抜な個性というよりも、歴史が染み込んだそのものの厚みが最大の特徴。カクテルの街イギリスの空気と共に育ってきたシップスミスは、どんなドリンクにもオールマイティに馴染みながら、キレのあるドリンクに仕上げてくれます。

STEP1 紫蘇の入れ方で香りを調整する

  • 容器に紫蘇をちぎっていれる。
    ちぎった方が香りが出て、のちに加える液体に味がつきやすくなる。
    紫蘇の香りをつけ過ぎたくない方は、紫蘇をちぎらずそのまま入れるか、
    枚数を減らせば調整できる。
  • ジンを計量して加える。
    先に紫蘇を入れておくことで、容器にジンを注いだときに、
    紫蘇全体にしっかり液体が当たり浮かびにくくなるので、
    次の工程がやりやすくなる。

STEP2 紫蘇を丹念にマドルする

  • スプーンか、棒のようなもので、紫蘇を潰す。
    小さいものでも、バーテンダーが使うペストルがあると、紫蘇が逃げずにスムーズに香りを出すことができる。
    紫蘇はえぐみはさほど無いので、しっかり目に潰して問題ない。
    叩くのではなく、少し回しながら潰すイメージでやると効率が良い。
    ハーブによっては、やりすぎると、えぐみが出過ぎたりするものもあるので、ハーブによって多少潰し方は異なる。
  • 茶こしなどで紫蘇を漉しながら、液体をタンブラー グラスに移す。
    ハーブの香りだけを簡単に抽出できるので、この方法は多くのバーで実際に行われている。

STEP3 ステアは慎重に

  • 氷をグラスにいれる。
  • みりんを加える。みりんも実は日本が誇る酒類として、カクテルに使われることがある。
    高級みりんはやはりクオリティが高く秀逸な繊細さを持っているが、近場で売っている市販のものでも可。甘味が強いので、カクテルにボリュームを出すことができる。
  • 白ワインビネガーを加える。甘味と対照的な位置にある酸味。これを白ワインビネガーとして加え、バランスを取る。米酢などでも酸味を取ることはできるが、今回はフルーティさも出すために、白ワイン由来のビネガーを使っている。
  • ステアし、素材を馴染ませる。今回のカクテルは、今の時点で紫蘇の香りをつけたジン・みりん・白ワインビネガーと、三種類の比重の違う液体が入っているので、ソーダを注ぐ前に、馴染ませて一体感を出しておくと、次の工程の時に味がばらけにくくなる。

STEP4 仕上げが味を分ける

  • ソーダを注ぐ。この際、グラスに当てないように心がける。氷に当たり過ぎると、そのショックで炭酸が抜けてしまい、清涼感が失われてしまう。
    静かに注ぐのが良いが、ゆっくり過ぎると、液体と混ざりにくい。ある程度は注ぐ勢いで混ぜるイメージを持つと、一体感が生まれやすい。
  • バースプーンで軽く混ぜる。ある程度はソーダを注いだときの勢いと、含んでいる炭酸で混ざっているので、軽くで問題ない。その方がソーダの炭酸が抜けず、清涼感が出る。
    おすすめは一度バースプーンで氷をうまく持ち上げるように浮かせ、それをまた落とし、その時に1~2回転だけバースプーンを回す。
    そうすることで大きなショックを与えることなく上下左右をムラなく混ぜることができる。

STEP5 紫蘇を飾って美しく

  • 紫蘇を一枚飾る。
    視覚としてもハーブを飾るだけでエレガントに見えると同時に、
    グラスを口に近づけた際に、嗅覚でも楽しめる意味を持っている。
    味覚は味と香りの複合なので、香りを感じさせることは、かなり重要。
    できるだけ新鮮で、元気な紫蘇を使用するのがおすすめ。

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