ORIGINAL COCKTAILS at HOME
No.8
RECIPE
- SIPSMITH40ml
- レモンジュース15ml
- シロップ(1:1=水:砂糖)5ml
- カルダモンパウダー1/2tsp
- SODA
「ギムレットには早すぎる」の一文で有名なクラシックカクテル・ギムレット。
バーテンダーもよくバーで飲むことが多いこのお酒、
もともとはショートカクテルですが今回は家庭風にドレスダウン。寛ぎの時間を、クラシカルなカクテルと。
BASE SPIRITS
SIPSMITH
シップスミスは、世界に広がるクラフトジンブームのパイオニアです。
約200年ぶりに認可されたシップスミスの蒸溜所は、再びロンドンをジンカルチャーの発信地として注目を集めました。ジンの本場ロンドンでジンカルチャーが花開いた18-19世紀頃の伝統的な製法とレシピにこだわり、力強い正統派のドライジンに仕上げられています。
華やかで複雑なアロマが、ジントニックやマティーニなどのカクテルに絶妙のハーモニーを生み出します。
TIPSバーテンダーの知恵
SIP SMITHを使いたい理由
昔ながらの伝統を大切にしているジン、シップスミス。奇抜な個性というよりも、歴史が染み込んだそのものの厚みが最大の特徴。カクテルの街イギリスの空気と共に育ってきたシップスミスは、どんなドリンクにもオールマイティに馴染みながら、キレのあるドリンクに仕上げてくれます。
STEP1 グラスを冷やす
- 氷をタンブラーグラスに入れる
- バースプーンでステアする。
この時、次に入れる液体のストレスにならないよう、グラスを冷やし氷の温度に近づけてあげるイメージ。
また、氷の溶けやすい角の部分を先に溶かしておくことで、のちの工程での加水を抑えることができる。 - グラスを冷やすときに溶けた氷の水を、しっかりとグラスから切ってあげる。
慣れてきたらバースプーンで氷を抑えながらで良いが、難しい場合はトング等で抑えたほうがベター。
STEP2 材料を合わせ、シェイクする
- シェイカーにジン、レモンジュース、カルダモンパウダーを加える。
この時の注ぐ順番は、後ほどシェイクするので、あまり意識しなくても問題ない。 - 氷は基本的にシェイカーのボディ部分の9分目くらいを目安に入れると良い。
氷の大きさは、バーテンダーによって好みが分かれれるが、
個人的には、一般的な製氷機の氷くらいの大きさか、それより少し小さめな氷が使いやすい。
シェイカーの中で動きを捉えやすく、うまく空気を取り入れながら回しやすいからだ。
シェイクを止めるタイミングは経験があればシェイク中に伝わってくる中の加水の状態等からも判断できるが、
最初のうちは、触るのが辛くなるくらいまでシェイカーが冷え、
シェイカーに指が張り付く感覚が伝わるまでで問題ない。
慣れてきたら、カクテルによって適正な瞬間にシェイクを止められるようになる。 - シェイカーのトップを外し、STEP1のグラスに液体を注ぎ入れる。
この時、人差し指で、シェイカーの真ん中の「ストレーナー」のパーツを押さえることを忘れない。
パーツが分解してしまうとグラスの外まで液体が溢れてしまう。
STEP3 ソーダを合わせる
- ソーダを注ぐ。
この際、グラスに当てないように心がける。氷に当たり過ぎると、そのショックで炭酸が抜けてしまい、清涼感が失われてしまう。
静かに注ぐのが良いが、ゆっくり過ぎると、液体と混ざりにくい。
ある程度は注ぐ勢いで混ぜるイメージを持つと、一体感が生まれやすい。 - バースプーンで軽く混ぜる。
ある程度はソーダを注いだときの勢いと、含んでいる炭酸で混ざっているので、軽くで問題ない。
その方がソーダの炭酸が抜けず、清涼感が出る。
おすすめは一度バースプーンで氷をうまく持ち上げるように浮かせ、それをまた落とし、その時に1~2回転だけバースプーンを回す。
そうすることで大きなショックを与えることなく上下左右をムラなく混ぜることができる。
STEP4 ガーニッシュを飾る
- ライムスライスをグラスに入れる。
個人的には、ライムスライスはできるだけ薄く、しっかりまっすぐに切るとエレガントに見えて良い。
液体に少しずつライムの爽やかさと、皮に含まれる複雑な風味が溶け出して、カクテルに奥行きが出る。
ただ、シンプルな味を好むなら、ライムスライスは入れなくても問題ない。
その方が皮などの成分がない分、すっきりと飲めるカクテルになる。
また、ライムの皮の油分だけで香り付けをするのもおすすめ。